どうも、30代サラリーマンです。

キャンプ用の鉄板を買ったけど、シーズニングって作業は必要なの??
そもそもシーズニングって何??
こんな疑問をお持ちの初心者キャンパーさんは多いのではないでしょうか。
この記事ではそんな方の疑問にお答え致します。
まずは結論から。
- シーズニングは出来ればやった方がいい
- 手間はかかるが、鉄板の寿命にも関係する
今回シーズニングする鉄板はこちら
oka-d-artというメーカーの黒皮鉄板です。
140㎜×190㎜のサイズでソロキャンプにはぴったりの大きさです。
板厚は4.5㎜。




フチが少し曲げてあり、油や汁がこぼれないようになっています。
この鉄板をシーズニングしていきましょう。
シーズニングとは
初心者の方は、「シーズニング」という言葉は聞きなれていないと思います。
シーズニングとは、
- 防錆塗装(サビを防ぐコーティング)を剥がす作業
鉄板は、「鉄」という材質上、サビとは隣り合わせです。
そのサビを防ぐ為に防錆塗装が施されている場合が多いです。
コーティングされたまま使用すると、食材に鉄や油の匂いが移ってしまいます。
なのでこの「シーズニング」という作業が必要になってきます。
最近はシーズニング不要の商品も出ていますので、そこは商品の説明をよく読んでご確認下さい。
シーズニングは必要なのか
そもそもシーズニングは絶対にやらなければいけないのでしょうか。
結論としましては、絶対にやらなければいけないわけではありません。
しかし、上記でも書いていますがシーズニングを行えば、
- 防錆塗装により食材に匂いが移るのを防げる
- シーズニングを行えば鉄板の寿命も延びる
- 鉄板の焦げ付きを軽減できる
というメリットがあります。
シーズニングのやり方
では実際にシーズニングのやり方を解説していきます。
中性洗剤で鉄板を洗う




まずは鉄板を中性洗剤を使って洗いましょう。
恐らくこれが最初で最後の洗剤を使用した洗浄になります。
水を注ぎ、熱する




鉄板に水をこぼれない程度注ぎ火に掛けます。
徐々に沸騰してきますので、水が全て蒸発するまで熱します。
さらに2~3分熱する
水が蒸発し終わってからさらに2~3分熱し続けます。
鉄板に油を塗布する




熱し終えたら、鉄板に油を塗布します。
塗布する油は普段使用しているサラダ油でかまいません。
鉄板をさらに熱する




油を塗布したあと、さらに鉄板を熱します。
このとき、鉄板の表面に様々な模様が現れますが正常ですのでご安心下さい。
一度火を止め鉄板を冷まし、水洗いする




一度火を止め、鉄板を冷まします。
手で触れるほどに冷ましたら、鉄板を水洗いします。
洗剤を使用すると膜が取れてしまいますので、使用しないで下さい。
再度鉄板を熱し、水分を飛ばしてから油を塗布する




再度鉄板を火に掛け、水分を飛ばします。
全ての水分が飛んでから再び油を塗布します。
しっかり水分を飛ばしてからでないと油が跳ねますのでご注意下さい。
屑野菜を炒める




油を塗布したら屑野菜(皮やヘタでOK)を炒めます。
以上の工程でシーズニングは完了です。
少し手間はかかりますが、そこまで難しい作業でもありませんのでぜひチャレンジして下さい。
ちなみに私はシーズニング後の鉄板はこのようにジップロックに入れて保管しています。




シーズニングをする際の注意点
- 鉄板は非常に熱くなるのでやけどに注意
- 煙がかなり出るので換気必須
- 温度センサー、空焚き防止機能付きコンロはやりにくい
温度センサーや空焚き防止機能付きのガスコンロでシーズニングを行うと、強火にしたい時にも弱火になってしまったり、途中で火が消えたりとかなりやりにくいです。
お持ちのカセットコンロや、キャンプに使用しているバーナー等でやるといいと思います。
シーズニングをしたのに焦げ付いたら
焦げ付きを軽減する為にシーズニングしたのに焦げ付いた!!
なんてこともあると思います。
でも大丈夫です。
シーズニングを行っていれば、万が一焦げ付いても、水を入れてグツグツ熱すればほとんどの場合取れます。
とれでも取れなければ水洗いしてたわしで擦りましょう。
使用後の手入れ
シーズニングを行った鉄板の使用後の手入れは、
- 洗剤を使用せずに水洗いする
- 火に掛けて水分を全て飛ばす
- 油を塗布して収納する
これだけで完了です。
今後はよっぽどのことが無い限り洗剤を使用して洗うことはありません。
洗剤を使用すると、シーズニングで作った膜が剥がれてしまいます。
もし洗剤を使用した場合は、上記のシーズニングを再び行えば大丈夫です。
黒皮鉄板はかなり丈夫
使用前のシーズニング工程や、使用後の手入れ。
黒皮鉄板はお世話に手間が掛かります。
ですが、黒皮鉄板はお肉を美味しく焼くことが出来ますし、なによりも丈夫。
鉄ですので硬いのはもちろん、熱い熱湯をぶっかけても、あつあつに熱した鉄板を水につけても割れることはありません。
手入れもキャンプの楽しみとして、ぜひ鉄板料理をお楽しみ下さい。
まとめ
シーズニングの必要性ややり方をご紹介しました。
初心者キャンパーさんや初めて鉄板を買おうと思っている方の参考になれば嬉しいです。
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